幹細胞についての解説

美容


幹細胞って何?お話

こんにちは、茂木千明です。

基礎化粧品について、こんなご質問をよく頂戴します。
色々ありすぎて正直何を選べばいいのかわかりません。
①先生は何をオススメしていますか?
②幹細胞コスメってどんな風に選べばいいですか?

お化粧品と一言で言っても
お値段もピンキリ。
こんな小さい化粧品でお値段◯万円!?
なーんてものもあったりしますよね。

今回は②の質問に関して解説していきます。
①はご要望があれば…(ないですね笑)

幹細胞コスメについて
幹細胞とはどんな細胞か、みなさんご存知でしょうか。

そもそも幹細胞とは
『将来未定の細胞たち』のことです。
本来細胞さんたちは
お前は肌の細胞になれーとか、筋肉の細胞になれーとか
未来が決定されているわけです。

これが決まっていないのが幹細胞さんたち
かなりざっくりとした説明ですが、あくまでイメージを掴んでいただければと思います。
幹細胞は、どんな細胞にも変幻自在ですし、
細胞の増殖(数を増やす)能力を持ちます。
つまり、お肌のハリを生み出すコラーゲンや弾力を作り出すエラスチンの分泌を助ける細胞に変化することも可能です。

とは言っても、ここで誤解が生じる可能性があるので要注意です。

一般で市販されている幹細胞コスメには、幹細胞自体は含まれていません!!
幹細胞が含まれていると宣伝している市販の化粧品は基本避けていただくべきです。

じゃあ何が含まれているの?と疑問に思いますよね。
それは幹細胞を培養した上澄み液が使用されています。

上澄み液には成長因子など100種類以上の活性物質や、サイトカインといった細胞の活性を促す成分が入っています。それらの成分がお肌をよりハリ感艶感を出すお手伝いをするというのが幹細胞コスメの仕組みです。ご理解いただけたでしょうか。

では幹細胞コスメを選ぶにあたって着目するべき点について説明していきます。

その1
どこから摂取され、培養された幹細胞かどうか?
代表的なものには
臍帯由来
臍帯血由来
ヒト脂肪由来
などがあります。

臍帯はいわばへその緒、栄養素が多く成長因子も豊富です。
ただし、臍帯由来は非常に希少なため、基本は市場にほぼ流通しません。
臍帯血由来は臍帯とは大きく異なり、流通量が非常に多いのが特徴ですが幹細胞の提供者が海外の方であることが多いと言われています。
現在の一番の主流は組織採取のしやすさから日本人ドナーかつ日本製の脂肪由来が主流です。 臍帯と比較すると成長因子や再生因子の量は劣りますがお値段も頑張れば手が出る範囲のものがほとんどです。

お手持ちの化粧品で記載がある場合は是非確認してみてください。

その2
美容液に含まれる成分濃度は?
培養液
培養液エキス

これも名前が似ていますが、異なるものです。
原液か希釈されているかの違いです。
最近では、ヒアルロン酸などが配合されている配合液も多く販売されています。
決して培養液エキスが悪いわけではありませんが、安価なものには幹細胞の成分濃度が低いものあるため注意が必要です。

最後に
どんな化粧品でも
効果を実感するにはコツコツとしたお肌ケアが重要です。
鏡を見てお肌の変化を実感できるのは
どんな化粧品でも1ヶ月はしっかり継続してみる必要はあると思います。

1日だけしっかりケアをしても意味がありません。

もしお高い化粧品を1ヶ月が難しいなーと思われる場合は
2時間ごとに細かく日焼け止めを塗る
保湿をしっかり
洗顔はゴシゴシせず、暑いお湯では洗わない
など
ご自分の努力でどうにかなるところからトライしていただければと思います。

お肌はケアをすれば、必ず変わってくれます
今日から美肌ケア始めませんか?

さてさて今回は化粧品の成分について説明してきました。

今度はハイドロキノンやレチノールについても説明してきます。

茂木千明

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