ダイエットを失敗に導く犯人探し
前回はダイエットの目的を明確にしようというお話をしました。
※まだお読みでない方は前回の記事も是非チェックしてみてください
さて、今回は
『目標を設定して、いざダイエットを開始するぞ！』と
意気込んでスタートする際の助走の話をしたいと思います。
【ダイエットを失敗に導く犯人探しのお話】
さて、ダイエットをするとしても
実はいきなりスタートを切ってしまうと大体が失敗します。
それはずばり、事前準備の助走の時点で失敗しているから！
ダイエットは助走の段階から失敗させる犯人が潜んでいるのです。
【食事のチェックはダイエットの大前提】
ダイエットをするなら自分の食事のチェックはマストです。
まずは１週間毎日の食事をチェックしてみましょう
ここで言う食事とは
口にするもの全てですから、間食やドリンク、アルコールもお忘れなく…
ではなぜご自身の食事の見直しがマストかというと
感覚でカロリー換算をすると
自分の摂取カロリーを低く見積り過ぎる方が一定数必ずいらっしゃるからです。
実際、日々の診察でも
『全然食べてないのにー』とお話しされる方の食事内容を確認すると
摂取カロリーが2000キロカロリーを余裕で超えていたり…
なーんてこともしばしばあります。
特にBMI高めの方ほど
摂取カロリーを低く見積もりやすいという研究もあります。
まずは
自分の基礎代謝や日々の摂取カロリーを知りましょう！
これをチェックせずに、ダイエットが成功することはあり得ません。
例えば、お金を貯めようとしているのに
収入と支出のバランスを全くチェックしないのにお金が貯まると思いますか??
…答えはもちろんNoです！
これぐらい食べても大丈夫だろうこれでも腹8分目に抑えたから大丈夫だろう
そもそも感覚に頼ってダイエットに挑もうとすること自体がダイエットの失敗につながる一因です。
まずは実際の基礎代謝と自身の認識や感覚を一致させる
そうした目的で食事のチェックをしていきましょう。
もちろん長期間行う必要はありませんが、なるべく普段の生活を送っている時の１～２週間の食事内容がおすすめです！
【罠を回避しよう】
と、ここで終わるのが一般的な話ですが…
でも実はここにダイエットを失敗に導く犯人がいるのです。
これがオススメ！と言われても
実際には皆さん行動に移して出来ていないのが何よりの証拠！！
今の時代、正しい方法はインターネットでいくらでも探すことは可能です。
なのに、皆さん実際行動に移さない…
なぜでしょうか？
根性が足らないから？
忙しいから？
いえいえ、明確なルールを作っていないからです。
そう、いつどこで何を使って記録するかを明らかにしていないからです。
罠にかからないために今日から決めましょう！！チェックする時間は寝る前と出勤の電車の中記録媒体はスマホのアプリノート
などなど
作業とすると５分程度で終わります！
１日の食事をまとめて記録するのでもOKです。
是非無理なく毎日続けられるようなタイミングと媒体を使用してみてください。
【自分の食事の癖を見つけよう】
記録することで自分の食事の癖が見えてきます。
把握できたら、その中から悪癖を探しましょう。
ダイエットの大原則としてカロリーコントロールが不可欠です。
しかし、むやみやたらにカロリーを減らせばいいというわけではありません。
【カロリーを減らすには質とバランスを意識しよう】
カロリーは質です
摂取カロリーが同じ300キロカロリーでも
ポテトチップスで摂取したのか、果物で摂取したのかで
身体への影響は大きく異なります。
ここは、栄養学の知識になりますので今回は細かい説明は省きますが…
ご自身の毎日の食事を見て、
これは健康に悪そうだと思われる食習慣（悪癖）を
見つけて下さい。
そして悪癖を良癖（造語ですが）に変えていきましょう！
『あ、仕事の後にいつもスナックをボリボリ食べてるのをやめよ』
『お昼のパンをサラダに置き換えよう』
『間食はアイスからナッツに変えよう』
『朝食は果物に変えてみよう』
『小腹が空いたら芋を食べるようにしよう』
『コーヒーは砂糖ミルクなしのブラックにしよう』
と習慣の置き換えを考えましょう。
そう、『止める』のではなく『置き換え』ですよ。
日頃の習慣をいきなり無くそうとするとストレスもかかるだけでなく、反動も大きくなります。
無意識で習慣的に摂取しているものを意識下に置き換えすることで
摂取カロリーをコントロールできるようになることがポイントなのです。
ちなみに目標とするカロリーとしては
１週間に３５００キロカロリー減するとリバウンドしにくく減量できますが
最初は週に２０００キロカロリー程度でもokです。
無理のない程度でスタートしましょう。
全てを我慢するのがダイエットではありません。
人生をより健康に美しくするのがダイエットです。
可能な限りストレスを少なくより美しくダイエットするために
次回は
誘惑に負けそうな時の対処方法をお伝えします。
茂木千明
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