精神科医が解説する美肌と睡眠の関係

Dr.茂木の美容精心講座No.11
【精神科医/美容皮膚科医が解説する美肌と睡眠の関係】

今回は睡眠と美容に関するお話です。
もう大事すぎて、精神科医に語らせたら止まらない分野です。

では行きましょう!

まず美肌を育てるためにはどう寝たらいいの?
ということを解説していきましょう。

基本は睡眠中に成長ホルモンをしっかり!たっぷり!分泌させること!!
がとっても重要です。

この成長ホルモンは
新しい細胞を活発に作り
古い細胞を押し出していく
水分を保持してぷるぷるのお肌を維持する
だけではありません。
体内には自分の力でデトックスする力があります。
細胞内のたんぱく質のゴミを片付ける力ですが
このデトックスパワー維持にも重要です。

つまり睡眠不足になると
新しい細胞が作りにくくなり
古い細胞がそのまま
乾燥もしてて
細胞の中のゴミも排出されない
なんてことになります。
(なんて恐ろしい…)

皆さんも一度は経験したことがあると思いますが
寝不足が続いた後のお肌状態
まさにこんな感じではないですか?

乾燥していて
ターンオーバーが乱れるからお肌はゴワゴワ
お鼻の角栓も育ってる!
フェイスラインのニキビもちらほら

まさに成長ホルモン不足の汚肌(おはだ)と言えましょう。

ちなみに成長ホルモンは入眠してから3時間程度で分泌されます。
特に何時から何時までに寝ないと分泌しないということはありません。
(以前はそんなことが囁かれていましたが、科学的根拠はありません)

基本はしっかりとした睡眠時間と質を確保したいですね。

とはいっても、なかなかしっかりとした睡眠時間を取れない!という方への対策です。

お昼寝は効果的です。
ただし、お昼寝は30分以内にしましょう。
これ以上は夜の睡眠の質を低下させるため注意が必要です。細かくうたた寝するのは夜の睡眠の質を下げるため、寝るなら30分以内のお昼寝に潔く切り替えましょう。

ただ、精神科医美容皮膚科医の本音として
睡眠は美肌を育てるだけではなく
メンタルにも思いっきり影響するため
睡眠時間と質は両方死守して頂きたいところ…

どうしても時間が確保できないなら、せめて質は上げていきましょう。

ということで
次回は良質な睡眠をとるためにできることを解説していきます!

茂木千明

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